
先週、Googleが日本語検索のアルゴリズムを変更したというニュースがありました。
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目的は情報の質が低いサイトの検索順位を下げること
2月3日、Google日本から以下のニュースが発表されました。
今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
Googleは年間500〜600回、検索アルゴリズムの変更を行っていますが、逐次発表しているわけではなく、今回のように変更の目的まで公表するのは異例のこと。
その狙いは、いわゆる「WELQ」問題に端を発するキュレーションサイトの乱造問題への対処にあるようです。
Welq問題によりDeNAはキュレーションサイトを閉鎖へ
Welqに端を発するキュレーションサイトの騒動については、こちらの記事が詳しいです。
要約すると、
- WelqはDeNAが運営する医療情報サイト
- 医療情報にも関わらず、医師の監修もなく信頼性の乏しい記事を多数掲載
- SEOを駆使してランキングを上位に上げ、莫大な広告収入を得る
- 元記事をコピペ+リライトしただけの記事を粗製乱造、著作権上グレーな行為
キュレーションサイトというと聞こえは良いですが、じつのところはランサーズなどのクラウドソーシングを使って、他のサイトからコピペしてきた元記事をリライトし、専門家の監修もなく無責任にサイトに掲載していたということです。
Welqの記事の内容があまりにひどいことから、ユーザーから批判の声が上がり、最終的にDeNAはWelqを含む10のキュレーションサイトが閉鎖に追い込まれました。
今回のアルゴリズム変更がブロガーに与える影響
今回のアルゴリズム変更は、Welq問題を契機にしたものといわれていますが、その対象はキュレーションサイトだけではないようです。
対象は「キュレーションメディア」だけじゃないです。
情報が薄い、テキストを中心とした新興メディアが対象になってる。対象メディアは個人的にはとても納得感あり。手動でなくアルゴリズムで抽出されていると思われるから今後の新規サイトにも影響するはずだし今後調整も可能。GJな対応っぽい。— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj)
上記プレスリリースでは、
- 検索結果を上位に表示させることだけが目的で、
- 品質が低いサイト
- 被リンクを買ってきてページの評価を上げている
- キーワードを無理やり詰め込んでいる
- 他のサイトの記事をコピペ、リライトしただけ
- 情報源が不明、根拠が薄弱
- 独自情報がない(他のサイトと同じような内容)
今日はこんなところで。
それではまた。
あとがき
■Editor’s Note
昨日は、かつての職場の同僚と虎ノ門で打ち合わせ+会食。
■Today’s article
今日はお休みします。
■Official Web Site
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