
独立してから心がけていることです。
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卵をひとつのバスケットにまとめてはいけない
ポートフォリオ理論の世界で比喩として言われることです。
ポートフォリオ理論とは金融資産への投資比率を決定する理論で、最小のリスクで最大のリターンを生む投資行動はどのようなものかを研究する学問分野です。
この理論では、1つの銘柄にのみ投資するのではなく、複数の銘柄に分散投資するのが効率的であるとされます。
卵を投資先(株式や債券)と考えてみましょう。
1つのバスケット(銘柄)にまとめて入れておくと、不注意で落とした場合にすべての卵が割れてしまいますが、複数のバスケットに分けておけば全損は免れます。
投資を分散するとその分期待リターンも減少しますが、リスクの減少度合いのほうが大きいので、分散投資が合理的であるというのがポートフォリオ理論の教えるところです。
フリーランスにとって収入の複線化は重要
フリーランスにとって、ポートフォリオ理論から得られるこの知見は重要な意味を持っています。
僕たちフリーランスは、時間という限りあるリソースを様々な業務に配分することによって収入を得ています。
その配分先(いわば投資先)がひとつに集中していると、その業務(投資)がコケた場合のダメージは計り知れません。
いわば、卵がひとつのバスケットにうず高く積まれている状態です。
一方で、収入が複数のルートから入ってくれば、ひとつの業務でコケたとしても、他の業務で収入減を補うことができます。
卵がいくつかのバスケットに分散して盛られているので、全損を免れることができるわけです。
固定給のないフリーランスにとって、複数の収入源を持つことは生活を安定させる上で極めて重要です。
そういう意味では、1つの会社に収入の全てを委ねるサラリーマンという生き方は、リスキーだったなぁと今にして思います。
サラリーマンの副業が当たり前になればよいのですが。

僕の場合
僕の場合、現状では収入の柱として、以下の3つがあります。
- 税務・会計業務(税務顧問、税務相談など)
- M&A業務(財務デューディリジェンス、バリュエーション業務)
- 監査業務
この3つの業務は、それぞれ特徴が異なります。
- 税務・会計業務:収入は安定的で1年スパンで先を見通せるが、単価は低め。
- M&A業務:スポット業務のため先は読めないが、単価は高め。
- 監査業務:収入は安定的で、単価は1よりやや高め。ただし、時間の自由度が低い。
この3つの収入の柱を、いかにバランス良く育てて、目標とする売上に近づけるかに腐心しています。
この他にも、
- セミナーの開催
- 執筆
- コンテンツ販売
など取り組んでみたいことは沢山あります。
特に、ネットを介したコンテンツ販売は、いったんコンテンツが出来上がれば、限界コストゼロで販売できるので魅力的な商品です。
おわりに
以上、フリーランスにとって複数の収入源をもつことの重要性について考えてみました。
みなさんの参考になれば幸いです。
今日はこんなところで。
それではまた。
あとがき
■Editor’s Note
昨日は夕方から財務DDの報告会。大きな問題もなく報告が終わり、ホッと一安心。
今日は夕方から、税理士会支部で打ち合わせ。
■Official Web Site
東京・世田谷区の藤村総合会計事務所
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