最近読んでいる本3冊〜AI、ラテン語、池波正太郎

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今年の夏は、天候がスッキリしない日が続いています。

そんなこともあって、今年の盆休みは家で読書している時間が長くなっています。

そこで、今回は僕が今読んでいる3冊をご紹介しましょう。

 

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AIが神になる日

AI(人工知能)については継続的に勉強しています。

いま読んでいるのは、松本徹三さんの『AIが神になる日』。

人工知能が人間の知性を越える「シンギュラリティ」が訪れるかどうかは、論者の間でも肯定派と否定派に分かれていますが、本書は肯定派の立場から、シンギュラリティ到達後に人類とAIがどのように「共生」すべきかという命題について論じています。

 

本書が提示する未来像は衝撃的です。

シンギュラリティ到達後の世界では、

  • 「AIが次世代のAIを作る」という自律発展サイクルが稼働する
  • 人間とAIの共同作業の時代は終わり、科学技術の開発・運用の現場から人間は姿を消す
  • 政治や経済運営も、基本的にAIが担う

 といいます。

この世界の主導権は人間からAIの手に移り、人類はAIがもたらす科学技術の発展や生産性の向上という恩恵のもと、何不自由なく生活することが可能になるといいます(著者はそれを「共産主義システム」になぞらえています)。

 

建設工事や上下水道の運営、交通・通信といったインフラの運営や、衣料・食料生産といった分野はAIがもっとも得意とするところです。

これらの職域をAIが担うことになり、人間に残される職域はデザインやサービス、つまり接客や飲食業、芸術・芸能関係の仕事に限られるいいます。

また、「遺伝子工学」や「合成生物学」など人類の生存を脅かしかねない技術については、AIの手に委ねられないように厳重に隔離しておくべきともいいます。

 

本書が提示する未来像には、にわかに信じられないものも多いです。

しかし、AIが進化した世界の極北としてこのような世界がありうることは、認識しておくべきでしょう。

 

ラテン語の世界

続いては語学の本。小林標先生の『ラテン語の世界』です。

ラテン語は、いつか勉強したいと思っている言葉の一つ。

本書は、いまとなっては「死語」であるラテン語が、いまなお英語を始めとする主要言語に(ときには日本語にも)大きな影響を与えていることを、ラテン語の歴史に遡って説き起こしてくれます。

 

たとえば、日本の皇室について、「ロイヤルファミリー」(royal family)という呼称で報道されることがあります。

おそらく英国王室をroyal familyと呼ぶ習わしから、日本の皇室についても同様の呼称で呼んでいるのでしょうが、これは英語の用法では誤りです。

なぜ、誤りかを探っていくと、ラテン語の歴史まで遡らなくてはなりません。

謎解きは本書に譲りますが、皇室を指す英文呼称としてはimperial familyが正しい用法です。

 

その他、ラテン語をめぐる興味深い話題が満載です。

たまには日常の雑事から遠く離れて、古代ローマの歴史に思いを馳せるのも楽しいです。

 

剣客商売

3冊目は、池波正太郎さんの時代小説『剣客商売』です。

池波さんの著書のなかではエッセイが好きで、昔から愛読してきました。

特に食べ物に関するエッセイが秀逸で、次の2冊は何度読み返したか分かりません。 

一方、池波さんといえば「鬼平犯科帳」や「藤枝梅安」などの時代小説が有名ですが、そちらは読んだことがありませんでした。

そこで今回手にしたのが『剣客商売』です。

 

『剣客商売』は秋山小兵衛・大治郎親子が江戸を舞台に、様々な事件を解決していく剣豪小説。

主人公のふたりは無外流の剣の達人なのですが、性格が見事に対照的なのが面白い設定です。

 

父親の小兵衛は59歳で隠居している身でありながら、19歳のおはるという下女に手をつけるという遊び人。

このおっさん(失礼)は、小柄で見てくれも決してよくなさそうなのですが、何故かモテる(笑)。美貌の女剣客である佐々木三冬も、道場に出入りしているうち、小兵衛にたいしてほのかな恋情を寄せるようになります。

それに対して、下女のおはるは激しく嫉妬。おはると小兵衛は40歳もの年の差ながら、後に結婚してしまいます。

 

一方で、大治郎は剣術一筋の実直な人物。

諸国を放浪して修行を積んだあと、24歳で江戸に小さな剣術道場を開きましたが、 真面目すぎる性格が災いして道場はさっぱり流行りません。

ピュアで不器用な人物として描かれています。

 

この2人が協力して、江戸で遭遇する事件を解決していくのが本作のストーリーです。

基本的に1話完結という形式なので、時代小説としては読みやすいのがポイント。

適度なちゃんばらに、適度な艶っぽさのある魅力的なシリーズです。

 

 

以上、いま読んでいる3冊を紹介しました。

皆さんの参考になれば幸いです。

 

今日はこんなところで。

それではまた。

 

あとがき

■Editor’s Note

先週は11日〜13日の3日間で野田の実家に帰省。
久しぶりの帰省で羽根を伸ばしてきました。

昨日は港北ノースポートへお買い物。

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ABOUTこの記事をかいた人

東京都世田谷区で開業している公認会計士・税理士です。大手監査法人、M&Aコンサル、税理士法人を経て2016年9月に独立開業しました。妻と息子の3人暮らし。海外サッカーと囲碁が大好き。英語、数学を勉強中。 ブログでは、税務・会計の話題や仕事術、日々の出来事などを気ままに綴ります。